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知っておきたい「新語・トレンド用語」

知っておきたい「新語・トレンド用語」

リファービッシュ品
「メーカー再生品」とも呼ばれ、初期不良などでメーカーに返品されたものを修理し、新品同様の状態で再出荷された商品のこと。
中古品扱いにはなるが、新品より3~4割も安く、メーカー保証が付くことで注目を集めている。

送りつけ商法
商品が突然強引に送り付けられる「送りつけ商法」の被害が増大している。「購入しなければならない」と勘違いした消費者に代金を支払わせようというもの。主に健康食品や医薬品が多く、他にもカニやホタテといった海産物など様々。被害者は70歳以上の女性が多いという。

キュレーションコマース
その道のプロ(キュレーター)が厳選した商品を毎月届けてくれる定期購入型サービス。
様々な情報があふれかえる現代、それらを独自の価値基準で選別、整理して販売する手法が注目されている。

ステッカーファインド
500円玉サイズのボタンステッカーをリモコンや鍵につけるだけ。「見あたらない」という時にスマホ専用アプリを開くと、ステッカーに内蔵されたアンテナが信号を発信する仕組み。
子どもの洋服につけて、迷子探索機にすることも可能。

限定正社員
正社員に比べ、勤務地や勤務内容を限定する制度。
雇用拡大のための制度で、正社員とほぼ同じ条件で、パートのように働けることは魅力的だが、不況時に解雇されるリスクが高いという懸念もある。

フルセグ
「ワンセグ」は地デジの電波帯域13セグメントの内、1セグメントを使った放送形式。残りの12セグメントをすべて使ったフルセグは画面の解像度が格段に優れているため、「フルセグTV」の発売によって、スマホの動画機能が注目を集めている。

マサイ族商標登録
マサイ族のブランドを守るべく、一人の長老が部族の知的財産を保護する団体を設立した。
ルイ・ヴィトンの「マサイ・ライン」のようにマサイ族からヒントを得たデザインなどもあるが、発展途上国の文化を無断使用してきた流れに終止符が打たれたと言える。

海水冷暖房
横浜・八景島シーパラダイスでは、一部の空調設備を更新し大気の代わりに海水を用いている。この海水熱の利用により、20%の省エネに成功した。
東日本大震災以降、海水熱を有効利用しようという意識が各企業で高まりつつある。

気を付けたい話し方 5つのクセ

 話し方には人それぞれ特徴があります。もし相手を不快にさせている癖があるなら改善したいものです。癖になっていることは、自分で気づいていないものなので、よくある「5つのクセ」を意識して気をつけるようにしましょう。

語尾が伸びる

女子高生の話し方をたとえに出すことが多いですが、「〇〇でぇ~」「〇〇にぃ~」というように語尾を伸ばして話すクセです。
ビジネスシーンでは、頼りないとか幼いという印象を与えてしまいます。

「改善法」
語尾をしっかり区切ることを意識します。それだけで大きく印象が変わります。

早口になる

早口の原因のひとつに「間」が取れていないことがあげられます。
聞き手を意識していないと「間」を作ることができず、一方通行の話し方という印象を持たれてしまいます。

「改善法」
相手をよく意識して話しましょう。例えば「こんにちは」とあいさつをした後には、相手からのあいさつがあるものです。同様に、話の途中でも、相手が話せるように間を取ることが大切です。

前置きが長い

本題に入るまでが長くなりすぎるクセです。聞き手は「何が言いたいのだろう」とイライラします。話が回りくどい人も同じような原因です。

「改善法」
伝えるポイントを整理しましょう。相手にとっては何が大切なことかが分からなくなります。

句点「。」が少ない

わかりやすい文章は、短いセンテンスで句点が打たれているものです。
話す時も同じ。句点「、」で文をつなげすぎると、何を言いたいのか伝わりづらくなります。

「改善法」
意識して短い文で「。」をつけて切るようにしましょう。その後に接続詞でつなげたほうが聞きやすくなります。
             例:~しましたが、~ ⇒ ~しました。でも~

話半分に聞く

相手がまだ話している途中で、「あーそういうことね」などと軽く返事をしてしまうクセです。
相手からすると「話を聞いてくれていない」という印象を持ってしまいます。

「改善法」
「それは~ってことですよね」といった言葉は、相手が話をまとめてからにします。
上司が部下の話を聞くときなどに多いので注意しましょう。

上手な話し方を実現するための声と表情
上手な話し方を実現するためには、言葉以外も大切です。

声のトーン

楽しい話をするときは声が高くなります。逆に暗い話をするときは声のトーンが落ちるものです。話題に合わせた声のトーンを心がけることも大切です。

口調

例えば、部下を叱るとき、褒めるとき、冗談を言うときと、すべて同じ口調では、気持ちが伝わりません。話題にあった口調で話すように心がけましょう。

視線

「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるように、目は思いを伝える手段として有効です。「目を伏せない」「目を細めない」「じっと見つめすぎない」ことがコツです。
 ●目を伏せる・・・自信がないように見え、話に説得力がなくなる。
 ●目を細める・・・睨みつけるような、また何かたくらみがあるような印象を与える。
 ●見つめすぎる・・あまりに凝視すると、緊張感を高め、対立した感覚になる。

顔の向き

真剣に話をしているようでも、顔がそっぽを向いていたら熱心さは伝わりません。相手の顔に自分の顔を向けて話ししましょう。

※「TKCビジネスワンポイントニュース」2013-6月号付録資料より転載

今さら聞けない・・・・・

「実は知ったかぶりをしているビジネス用語ランキング」

 ある調査でのアンケート「ビジネスシーンでよく耳にしているものの意味が分からない言葉」で上位に入った言葉を紹介します。
 ただし、言葉の意味を知っていれば役に立ちますが、必要以上に使いすぎるのも考えもの。相手に分かりやすい平易な言葉を使うのも大事なことです。
1位「スキーム」
スキーム(英:scheme)は「枠組みを持った計画」や「計画を伴う枠組み」のこと。「組織立って」「継続的に」実行される点が、単純な計画や枠組みを表すフレームワークと異なるところです。

2位「イニシアチブを取る」
イニシアチブ(英:initiative)は「主導的」「先導力」のこと。
 自発的、率先、の意味でも使われます。

3位「マター」
マター(英:matter)は物質、事柄、問題、事態といった意味。
 人名や役職の後について「問題」あるいは「(問題の)原因」の意味で使われることが多いようです。「鈴木部長_ 」「総務_ 」

4位「バーター」
バーター(英:barter):物々交換を表すバーター取引が語源。
 交換、交換条件。取引先との交渉条件のこともあれば、部課内の仕事の貸し借りなどの日常語としても使われる。

5位「架電の件」
「架電」は「電話をかけること」という意味で、電話業界の用語です。
 また、古い時代に判例で使用されてから法律家、官公庁、一般企業と広まった説もあるようです。

6位「ポテンシャル」
ポテンシャル(英:potential)「潜在性」を意味する物理用語が語源。
 一般的には潜在能力の意味で使われることが多い。

7位「NR」
NRは和製英語ノーリターン(no return)の意味。
 外出→NRは「外出してそのまま会社に戻らずに直帰」の意味になります。

8位「ガラガラポン」
ガラガラポン:複雑になった問題を一から考え直すこと。

9位「ASAP」
ASAP:As soon as possibleの略で「できるだけ早く」の意味。
 「大至急」の意味で英文やメールなどで使われます。

10位「ペンディング」
ペンディング(英:pending):保留、未解決、宙ぶらりんという意味。問題を先延ばしにする後ろめたさをカタカナ語でごまかすために使われるようになったという説もあります。

※「TKCビジネスワンポイントニュース」2013-5月号 付録資料より転載